万里の中心で、愛をさけぶ!

 

この半年の内に、日韓問題・香港デモ・台風・増税、と来て・・今度はコロナウィルスですかいな!! 観光業界にとってはまさに、踏んだり蹴ったり! 泣きっ面に蜂!!

ウィルスのせいで「マジかよ〜中国ぅ、勘弁してよ〜」となりがちな、このご時世だからこそ、なんだか無性に中国旅についてを語りたくなりました!!

 

僕は、中国には三度の訪問経験があります。今回は二度目の旅で、ベタに観光モードになって【万里の長城に行った際の話】をします。

中国の首都・北京では僕は、けっこう大きめのホステルに泊まりまして、ドミの同部屋だった旅人たち(主に欧米人)と仲良くなり。僕は長期泊でしたので基本はノンビリしていましたが、他の者々は毎日、誰かしらが「明日、万里の長城に行って来るぜ〜」な感じでした。

中国でのバックパッカー旅は、欧米人の彼らにとってはなかなか難儀なようで、皆、観光ツアーに申し込む形での長城への訪問でした。そして、そのツアーは軒並み、朝8時発・10時頃に着いて・12時まで滞在し・14時頃には北京に戻って来る、という流れのものでした。

 

宿に帰って来た者々に写真を見せてもらいましたが、誰の写真でも、人が恐ろしいほどにいる。通勤ラッシュの埼京線のような、すし詰めギュウギュウ状態・・・。皆、「観光地としてはよかったけど、人が多過ぎて超ストレスだった」と言っておりました。

僕も長城には行きたいと思っておりましたが、こんな人混みっぷりはマジで勘弁。となると、ツアー参加はムリだなぁ〜ということで、自力で行くことに決定。午前〜昼過ぎに一番混むことは判り切っていますので、「では閉門(19時)前の2時間を狙って行こう!」と決意しました。

 

僕は日本人ですから、中国では紙とペンさえあれば誰とでも会話が出来るのが、大きなアドバンテージです! 自力でも、全然余裕!! 当時はスマホの時代でもなく、テキトウに街の誰かに聞いたりしながら、無事に万里の長城(八達嶺)に到着。北京北駅(今はもう、ないそうです)から、電車でたしか1時間半ほどでしたかねぇ。着いた時刻は、17時。

夏だったので、日はまだ暮れていませんでしたが、入場してみると・・・あれ?

「・・・観光客、全くいないじゃん・・・・」

なんと、大げさでもなんでもなく、僕とスタッフを除けば人が一人もいない! まさかまさかの、万里の長城・独占状態!になったのです!!

階段をしばらく登れば、スタッフもおらず、テンションがさらに爆上がりしまして。気が付くと僕は、「世界は俺のモノだぁ〜!!」とか「中国、愛してるぜぇぇぇ〜!!」とか、アホ丸出しなことを叫びまくっておりました。いやぁ、サイコーでしたよ!!!

 

というわけで、コロナウィルス騒動が収まった頃にでも中国に行ってみよう、という読者の方がいましたら、万里の長城へは〈ツアーに参加ではなく、自力で行く〉〈閉門直前の時間帯を狙って行く〉ことを、僕は強くお勧めします。

 

ちなみに、独りでさんざん遊びまくった後、僕は閉門の19時ジャストに急いで入場口に戻りましたが、なんと門はすでに閉まっておりまして。僕は、長城の施設内に置いてけぼりに・・・。中に残っている者がいないか、ちゃんと確認しないのね・・(このあたりは、さすがの中国です笑)。もちろん、門を叩きまくって叫びまくったらスタッフの一人が気付き、出してもらいましたけどね。

 

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