百聞は一見に如かず!〈初めてのインド旅〉前編

 

両手を合わせてナマステ!
イサ@東京ひかりゲストハウスです。

いやー、コロナ騒動も続きますね。
思いっきり密なドミトリーに、ゲストが溢れる日は再び訪れるのでしょうかね。

個人的には遅くとも2026年(令和8年)には、今回のコロナ騒動に限らず良い方向になっていくと勝手に考えています。
逆に言うとこれから最大5年半は、コロナ以外にも色々と厳しいかな、と。

まあ、未来のことは分かりませんが、
「先の見えない真っ暗なトンネルの向こうには、きっと明るい未来がある! 作っていける!」
と思いこまなければ、やってられませんよね。

7月から営業再開している宿も多いようですが、東京ひかりゲストハウスは、未だ休業中です。
この機会に、自分達のキッチンとお風呂の為に借りていた近くのマンションを引き払い、ゲストハウスに全部引っ越してきました。
改装して固定費を削減しようと、小規模のDIY改装(やるのは妻のユミコですが)をする予定が、中規模~大規模、果ては建て直しまでを考えるようになり、現在、迷走しまくっています(8月に入り、キッチンから工事を始めています)。

休業して改装するには良い機会? ではあるので、どういう形になるのかは未定ながら、ほんの少し、または大きく変わった「新生東京ひかりゲストハウス」(名前も変わるかも?)にてまた、ゲストの皆さんをお迎えできる日を楽しみに、じっくりとしばし迷走させて頂きます。

 

さて、話は変わって、インドの話題。

「百聞は一見に如かず」
以上。

……。

 

インドほど、この言葉がぴったりくるところって、ないのでは!

インド滞在中は、写真もほとんど撮っていなくて(この写真はユミコのものを借りてきました)。

シャッターチャンスは山ほどあるのだけれど、カメラを出して、被写体に向ける気合がないというか、そこまでして写真を撮ることに気を使いたくないというか。カメラを出していて目立ち、カメラを盗まれる、盗まれないように気を付ける、、のが面倒くさいというか。

ネタは腐るほどあり、毎日が良い意味でも悪い意味でもエキサイティングだけれど、言葉や写真(動画も?)といったものでは伝わりにくいところ。

そんな、インドの話です。

 

「これからインドに行く予定なんだ。」

私がネパールでそう言うと、決まって、

「インドは悪い奴がいっぱいいるから気をつけろ」
「騙すやつが多いから、人を信用してはだめだぞ」
「泥棒が多いから、自分の荷物から目を離すなよ」

などなど、親切にインドでの注意事項をネパール人は教えてくれた。

確かにネパールの治安はそれほど悪くはないが、カトマンズのタメルなど観光客が集まる所では、あやしい売人、客引きがごろごろしているし、盗難の被害も珍しくないにも関わらずに。

概ねネパール人は、インド人に対してあまり良い印象を持っていないようだ。はっきりと「インド人は嫌いだ」と言う者もいた。

海のないヒマラヤの小国ネパールにとって、港があり貿易の生命線である大国インドは、頭があがらない国であり、抑圧されてきた思いがあるようだ。インド人から見れば、「ネパールなどインドの片田舎」位で、まるで興味がないといった感じだろうか。

そんなインドに対する悪評をさんざん叩き込まれ、不安な気持ちと、怖いもの見たさのようなわくわくした気持ちが入り混じり、どきどきしながらインド国境に夜行バスで向かった。

 

陸路での国境越えなど、初めての経験でどうなることかと思ったが、難なく通過し、いざインドへ。

インドへ着いたら、カトマンズから通しのバスのチケットをパトナまで買っていたので、乗り継ぎのバスを探すも見つからない。その辺のバスターミナルのおじさんに聞いても、当然ながら「そのチケットではだめだ、新たにチケットを買え」と言われるのみ。

どこでどう間違えたのか、最初からだまされていたのか訳が分からない。それならば、と鉄道駅がそばにあったので、どうせならネパールにはなかった鉄道に乗りたいと思い、パトナへ行く予定をあっさり変更した。

切符売り場に掲げてある、路線図を見ながら、近くのやや大きな初めて聞く名前のターミナル駅(もう駅名も覚えていない)への切符を買い、どうにか列車に買い乗り込んだ。

※〈後編〉に続きます。

 

 

ページ上へ