旅に恋した♡馴れ初め物語【その②~328 HOSTEL&LOUNGE ユカ編~】

 

こんにちは。バトンを2番目に引き継ぎました328のユカです。

TOPの写真は16年前、ジャマイカにハマっていた頃、現地のレゲエフェスに行った際に、新聞にとっていただいたものです。「Black Lives Matter!」ってやっているわけじゃないですよ(笑)。

 

今回、“旅”に恋した馴れ初めの物語を・・・ということで、前回のタクロウさんの壮大な物語を読んでいただいた方には、同じくらいの濃さを期待されていることと思いますが、私はわりと世間なみです。

はじめての海外旅行は、19歳のとき。卒業旅行で友人と3人で訪れたパリ(フランス)五日間なのですが、一緒に行った友人は2人ともあっさりとしたタイプで、「せっかくヨーロッパまで来たのだし、行きたいところが同じところは一緒に行って、それ以外は別行動でもよくない?」という話になり。エッフェル塔とルーブル美術館、最終日に行ったベルサイユ宮殿以外は、ほぼ別行動をとりました。朝、別々に出かけていっては、夜、ホテルの部屋で買ってきたデリとパンで一緒に夕食を取りながら、お互いのその日の行動について語りあう、という初めての海外旅行。

おそらく、世間的にイメージする女子旅とは、ほど遠いものだと思いますが、これがことの他気持ちよかった、というか、興味のないエルメスとシャネルの買い物に付き合うのも(一緒に行ったAがこのタイプ)、建築学科に通うYの、建物愛の詰まった訪問先セレクトの沼にはまるのでもなく、町をゆっくり歩いて気になったお店にブラリと入ったり、その頃憧れていた靴屋さんに行って、足型から靴を選んでもらったり、そんな良い経験ができました。

 

こうして、まったくのひとり旅ではないけれども、初めての海外旅行で薄くでも経験したひとり行動が「まぁ、私でもやれば一人で旅行できるのでは・・・?」という自信と喜びにつながり、それ以降、ゆるいひとり行動を重ねて、いつしか旅はひとりのほうが、存外楽しめようになっている自分に気づきました。

その後、ひとりで訪問した国は、中国、モンゴル、スペイン、モロッコ、インド、韓国、北米各地、カナダ、ジャマイカ(ちょっと狂ったように通ってました)、メキシコなど。

今年は、ウラジオストクなら8日間のビザなし滞在ができるようになり、羽田線も開通したロシアに行きたかったのですが、コロナのせいでいつになるのやら・・・。

 

いわゆるバックパッカー宿との出会いは、そうして徐々にできるようになった、海外完全一人旅に遡ります。ですので、自分の宿も、ゴリゴリのバックパッカーさんいらっしゃい、というよりは、カジュアルにひとり旅をするごく普通の方(!?)にとって便利な仕様にしたかった、というのがあるのですが。afterコロナは、ひとり旅でも、個室のほうが好まれる傾向が一般的でしょうし、ドミトリーがメインの宿は、なかなか厳しいものがあるかもしれないですね。

しかし、私自身は、同室になった方達と気軽におしゃべりできる、ドミトリーメインの旅宿の楽しさはある程度不変のものだと思っていますので、現状大幅に運営方針を変えるつもりはありません・・・。と、なぜか、宿の話になってしまいましたが(苦笑)、このように、私の旅の馴れ初めは、そんなごくごく普通の体験によるものです。

 

羽田に住んでいると、飛行機が絶え間なく頭上を飛んでいくので、本当に旅に出たくてウズウズしてしまうのですが、どんなに海外旅行が恋しくても、欠航の文字が掲示板にガンガン並んでいる現在は、旅に出たいエネルギーを蓄えておくしかないですね。

また、誰もが平等に楽しく、海外渡航ができる世の中に落ち着くことを、切に切に祈る日々です。

 

 

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