おかえりびと

〈おかえりびと〉から繋がった、第二章。

 

お久しぶりです!

〈おかえりびと〉での記事は、328 HOSTEL&LOUNGEのユカさんが1月にUPして以来ですから、実に三ヶ月ぶりです。僕(YAWPタクロウ)が書くのは、漫画を除けば、七ヶ月ぶり・・・。どうも、すみません。

 
別に、やる気が無くなったとか、そういうわけではないのですが。なんというか、宿業界全体が静かですね。第一期 緊急事態宣言下だった一年前には、「厳しい」「苦しい」「どう乗り越えようか」「皆さんどうしてますか?」といった宿主同士のやりとりが、遥かに盛んだった気がしますが。今はそれすらなくなった印象で、なんというか、淡々としています。〈おかえりびと〉は、「小宿業界を盛り上げたい!」という意向で始めましたから、しょんぼりしていてはダメなのですけどね。

おそらくですが、今は日本中の多くの宿主が、宿業とは別の副業(収入的にはそっちが本業と言うべきかもですが)をしているのだと思います。宿業では利益が出ないどころか、経費や維持費の負担で貯蓄を削り続けている状態でしょう。潔く諦めた方も、粘っている方も、懐事情的には似たようなもんでしょう。少なくとも僕は、辞めた方、意地で続けている方、どちらに対しても「英断だ」というような思いはありません。仲良くさせていただいている方の宿や、尊敬する宿がどんどんと無くなって行ってしまうのは、寂しいですけどね。

 
さて、僕はといいますと。宿は、相変わらずの無期限休業中です。「3月に再オープンする」と、いろいろな場で言っておりましたが、インバウンドが壊滅的なままの現状では、難しいです。オリンピックでも外国人を受け入れないことが決定しましたし、彼らが普通に旅行で訪日できるようになるまでは、少なくとも年内はムリかな、と。ヘタをすると、さらに1〜2年くらいはこんな状況が続くのかもな、と危惧しています。

とはいえ、メシは食わなきゃなりません。休業中=無職ですから、それこそアルバイトでもなんでもいいので副業をして、現状を耐え忍ばなければなりません。しかし、僕はもはや“普通に働ける”真っ当な人間ではなく、やるとしたら“次の起業”です。以前はたくさんあったスーツやネクタイの類いは、全て捨てちゃいましたしね。

と、いうわけで。ハイ、起業します。YAWP!backpackersのビル1階で、飲食店をメインとした複合施設を、来月にオープンします。名前は【ADD-LIVE(アド-リブ)】としましたが、これは僕が手がける事業の全体名という位置づけで、今後はここにYAWP!backpackersも含まれる形となります。法人化の際には、こちらが社名となります。

 
〈おかえりびと〉では昨年、“役に立たない質問”という企画をtwitter上でやっておりました。その中で9月に、「あなたの、おふくろの味は?」という質問がありました。そこで僕は「ガンボ」と答えまして。すると、墨田長屋オーナー:ユリさんから「私もガンボ、たまに作りますよ」とのメッセージが。

「ガンボ」というのは、アメリカ南部の都市、ニューオリンズの名物料理です。僕が“=おふくろの味”としたのは、ネタでもなんでもなく、事実なのです。45年ほど前、僕の父親はジャズのディープマニアで、ジャズの聖地とされるニューオリンズに行く夢を叶えるために、船で海を渡り。その旅先で、運命の女性(僕の母親)と出会ったのです。つまり、僕の両親にとってのニューオリンズは、特別な思い出の地。そのせいでウチの食卓では、僕が物心ついた時にはすでに、夕食にガンボが出るのが定番だったのです。カレーライスよりも、頻度は多かったと思います(笑)。

昨年11月の頃に、僕は「次の起業をする!」と決断し、考えたのが「ガンボの店を出したい」でした。6年前のYAWP!backpackersの起業で、僕のやりたいことはやりきっており、自己満足感は満たされましたから、次はなんというか「両親に恩返ししたい」と思ったんですよ。“おふくろの味”の店を出すことが、恩返しにあたるのかは、よくわかりませんが。少なくとも、カァちゃんは喜んでくれるかな、、と。絵に描いたように、親不孝としか言いようのない人生を歩んできましたのでね。

そこで、件のユリさんの「私も作りますよ」を思い出しまして。僕には料理の才がありませんが、ユリさんのスキルはとっくに知っており。僕は元々、彼女の作る料理のファンなのです。彼女のラザニアを、月イチペースで購入しておりました。

 
それからの僕の行動は早く、僕はユリさんに「一緒に店をやりませんか?」と声をかけ、承諾をいただき。五ヶ月が経ち。今はオープン(予定)日まで一ヶ月を切り、目下、内装工事の真っ最中です!!

三人(僕・ユリさん・ユリさんの旦那さん)での話し合いを重ねた結果、昼間はユリさんが最も得意とするラザニアを軸にしたテイクアウトのお店とし、ガンボの提供は夜間のみ、という着地をしました。昼のお店の名前は、【ラザニアと世界の料理 ロカンタ】、夜の名前は【ロカンタ夜の部  THE BIG EASY】です。「ロカンタ」とは、ユリさんが元々から大切にしていた店名で、トルコ語の「食堂」の意。「THE BIG EASY」とは、まさにニューオリンズの別名で、ド直球で工夫無しの命名です(笑)。

〈ロカンタ〉  facebookページ
〈ADD-LIVE〉facebookページ
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簡単に言うと、〈おかえりびと〉がなければ、さらには“役に立たない質問”の企画をやっていなければ、この店は存在していなかっただろう、ということです。次回の記事では、もう一点、〈おかえりびと〉きっかけで生まれたこの店の要素の話をします!!

 
 

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