ご無沙汰しております。
みなさま元気でお過ごしでしょうか?
東京ではゴールデンウィーク明けあたりから、コロナウィルス騒動は少しずつ落ち着いてきたように感じられます。緊急事態宣言も、解除になりました。とはいえ、まだまだ油断はできませんが。
私もなんだかんだでこの二ヶ月は、自粛生活が続き、家と宿の往復の日々でした。隅田川まで散歩したり、最低限の買い物をしたり、という程度で行きたいお店には行けず、友人にも会えない生活が続いております。気が付けばもう、三ヶ月も公共交通機関を使っておりません。
そんな中、つい先日、久しぶりに自転車で遠くまで外出してきました。
マスクをしたままでの坂道なんて、キツいのなんのでしたが、まあこれもこのご時世、仕方ありません。
街を歩く人々の、およそ8割がマスクをしている感じがしました。
けれども、街は少しづつ日常を取り戻しているような感じがしました。
今回は、西方面に向かいます。
コマツヤから出発して15分くらい走ると、御徒町駅下のガードをくぐります。覚えている人は少ないと思いますが、ここは今から30年前に陥没事故があったところです。私はいつもここを通るたびに、事故のことを思い出します。
ここから上野までは平らで気持ちがいいのですが、そのあとが大変です。
湯島天神あたりから上り坂になります。東京大学は坂の上にあります。そして坂を下って後楽園です。谷根千あたりもそうですが、文京区は実に坂が多くて、自転車で回るのはすこしキツいです。ただ、坂があることがこの街の風景を作っており、コマツヤがある墨田区には見られない、このあたりならではの風景があります。
神楽坂まで行くとまた違った風景があり、雰囲気の良い小道や階段、そしていろいろなお店があります。古い建物が多くあり、国の有形文化財の建物も多くあります。
今回は東京大学がある本郷、後楽園、水道橋、根津、茗荷谷あたりを回り、距離では30キロ弱でした。
自転車で回っているときに、細くクネクネした道が続くと、ここは昔水路で今は暗渠なんだな。この微妙な段差はなんだろな、なんてことを考えるのが実に楽しいです。これからの時期は暑くなりますが、東京は夜の風景も、昼間とは違った魅力がたくさんあるので好きです。
コマツヤは、6月からはいちおう宿泊業を再開し、細々とやっております。
東京への観光ニーズが、今後どのようになるのかは分かりませんが、もし、なにかのタイミングでコマツヤを利用されるお客様がいれば、ぜひ自転車で東京を回ってみてください。レンタサイクルもありますので、ぜひご利用ください。
コロナで世界は大変ですが、こんな時だからこそ、新しい東京の発見が出来て楽しいです。