旧・相棒と新・相棒!

 

高校1年生の冬に、アルバイトで貯めた貯金をすべてはたいて買った、11万円のマウンテンバイク。こちらが私の、旧・相棒です。台湾製で、名前は「ジャイアント」。

本にたまたま載っていたこの自転車を見て、一目ぼれ。ボディーは赤とシルバーのツートンカラーで、斬新でした。当時では珍しく、前輪部分にサスペンションが付いています。

値はしましたが、とにかく一目ぼれしてしまったため、思い切って買いました。この自転車では、色々な場所に行きました。当時、神奈川県平塚市に住んでいた私は、家から大山の標高761mのヤビツ峠を超え、宮ヶ瀬まで行ったり、往復130kmの三浦半島一周をしたり。埼玉県の熊谷まで行ったり、箱根、鎌倉、江ノ島まで・・・と、休みがある度に自転車を走らせました。高校の、仲の良いクラスメイトもマウンテンバイクを持っていたため、二人で授業を抜け出してツーリングしたりもしていました。

車を持ってからは、荷台に自転車を積んで奈良県の明日香村をぐるぐる回ったり、福井県の港町を回ったりと、何年間も共にしました。つい3年前まで、ずっと乗っていました。結局、25年くらい乗ったと思います。概算ですが約4万km。地球を1周した計算になります。

しかし、さすがに使い勝手が悪くなり、今では色を黒く塗られて実家にひっそりと置いてあります。

 
その後、私が東京に引っ越してきて、友人から「いらないから使う?」と言われて譲り受けた自転車。こちらが、新・相棒です。「トレック」というもので、好きな人はご存じのメーカーだと思います。

マウンテンバイクとは違い、この自転車はタイヤが細いため、どこまでも走ります。東京23区内なら、どこへでも行きます。押上から清澄白河ぐらいまでなら、あっという間。よく行く谷根千や神保町あたりまでも、スイスイ行けます。最近はこの自転車で、荒川や葛飾区の植物園や島忠ホームズくらいしか行っておらず、 距離も10キロくらいしか走っていないので、今年の秋は新宿のあたりまで行ってみようかな、と思います。

 
このコロナ禍の中、自転車は、無駄に電車に乗りたくない私にとってはまさに“相棒”です。

皆様にも何かしらの相棒がいると思いますが、私の新・旧・相棒のお話を、ちょっとしてみました。

 

 

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