ゲストハウスと、キャリー

 

あぁ、いったいいつまでブームが続くのでしょう、キャリー。

・・・って、太ったり痩せたりを繰り返しているアメリカの歌姫さんとか、頭にでっかいリボンをつけて踊ってる、言いにくい名前のシンガーのことじゃありませんよ。ここ数年、やたらと町で持ち歩いている人を見かける、ガラガラと車輪がついているアレのことです。

他のゲストハウスがどうかは分かりませんが、うちに来るゲストさんは、びっくりするくらい、 どでかいキャリーケースを持ってくる人が多い。OOSUGIRUYO(敢えてのローマ字)!!!! 思い起こせば20うん年前、私が現役バックパッカーとして旅していた頃は、キャリーケースを持ってゲストハウスに泊まりに来る者なんて、全く見なかった・・・。

いや、むしろあれを持って安宿に来る人を、「なってネーナ」とか「はずかシーナ」とか、思っていたはず。 が、しかし、時代は変わった! いまや「●●バックパッカーズ」という名前のついているゲストハウスですら、アレを見ない日はないんじゃないかっつーくらい、市民権を得ていませんかね?

私は毎日のように小型のアレを持って移動している方に、ぜひお聞きしたい。「自宅では、いったいどこに保管されているの?」と。コンパクトでスタイリッシュな見かけのアレ。実は、路上の石とかアスファルトの汚れとか、全部引きずってきちゃうの、ご存知でしたか? 毎日ゲストさんがチェックアウトしたあと、アレが持ってきた小石や砂、そして廊下にながーくついている黒い汚れのあとを見て、「これ皆さん、自宅で毎日よく掃除できているなぁ〜」と、感心する日々。

流行は繰り返すというけれど、今こそ思う!!

来たれっ、ボストンor バックパックブーム再来!!!!

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