悪気が無いとわかるので何も言わないが、実は「それ、やめて!」と思っていること

 

こんにちは、おかえりびとです。
お盆が過ぎ、暑さはだいぶ落ち着きましたね!

 

今回の話題は、長々としたタイトルの通り、滞在ゲストがよくやる行為で私たちが実は「やめてほしい!」と思っていることです。おかえりびとは、ゲストハウス宿主たちの素直な思いの発信の場、という位置づけですので、そんな話もします。

ちなみに、ノーショー(予約したのに連絡無しで来ない)等の迷惑行為に関しては、やる方にも悪意があるはずです。それらはやめてほしいのが当たり前なので、あくまで今回は、“ゲストが気付いていない” もしくは “よかれと思ってやっている” ことで、しかし私たちにとっては「やめて!」の対象になっている、そんな行為のまとめをします。ランキング形式になっていますが、順位にはあまり意味はありません。

 

⑩ 【チェックイン終了時間の、直前にいらっしゃる】

ゲストにも事情があり、しかたないことですし、もちろん受け入れます。しかし例えば23時に終了で、22時58分に来られると正直、少し困ります。飲食店の〈ラストオーダー30分前〉のような仕組みがあれば、いいのかもしれませんが。出来ればゲストの皆さまには、チェックイン・リミットというのは“来るべき時間”ではなく、“インの手続きを全て終わらせるべき時間”という理解をしていただけると、ありがたいです。

 

⑨ 【ハミガキしながら、ウロウロする】

ウロウロもそうですが、ベッドの上でハミガキしている方も、けっこういます。たいした問題ではないのですが、当然それなりの頻度で、床にビチャッ!となっているのです。それを見つけて掃除する際には、正直「なんでわざわざウロウロするの・・?」と思ってしまいます。

 

⑧ 【濡れたタオルを、ベッドの上に置く】

こちらもたいした問題ではないのですが、けっこう頻度は高いです。特に、チェックアウト前にシャワーを浴び、バスタオル(レンタル)をベッドに置いて行く方が多く、気付いた時にはシーツはもちろん、その下の布団やマットレスにまで水分が浸みていたりします。乾かせば済む話なのですが、やらないでほしいのは間違いありません。

 

⑦ 【点けたままにしておいてほしい電源を、消す】

主にはダウンライトと、エアコンですね。廊下などの照明は、雰囲気づくりと、あとは夜中にトイレに行くゲストのために、あえて点けたままのところがあるのが普通なのですが、よく消されてしまっています。エアコンは、特に個室でゲストが出かける際に消されていることが多いのですが、頻繁にon-offすることが最も電気を消費しますので、できればそのままにしていただきたいです(この方針は宿によって違いますので、ご確認を)。

 

⑥ 【チェックアウト後に、設備を使う】

ゲストがアウトの手続きをしても、私たちのスタンスとしては「その瞬間にバッサリとサヨウナラ」にはなりませんので、手続き後にも少し居残るゲストはそれなりにいます。トイレなんかは全く問題ありませんが、さすがにシャワーを浴びられたりするのは、モヤモヤするところです。こちらにも、「えぇ!? アウト後にそれするの!??」の、ストレス発生のラインはあります(このラインも、宿によって違います)。

 

⑤ 【以前に滞在した、他宿の悪口を言う】

特に、ゲストハウス好きの方との会話で多いです。もちろん、好意の込められた「あの宿はあれが嫌だったけど、この宿は好きです!」というケースが多いのですが。正直、リアクションに困ります。同様に「この前泊まった宿には、こんなサービスがあって最高だった!」といった“他宿を絶賛”話も、リアクションに困ります。インターネットで口コミレビューを書く&読むのが普通の時代になり、なんというか“批評したがり”の方が増えましたよね・・・

 

④ 【「ここはこうした方がいい」との、アドバイス】

上記の⑤に、連なる話です。「謙虚になれ!」 と怒られちゃうかもしれませんが。「洗面台には綿棒を置くべき」「色が寂しいので、もっとカラフルな家具を置くべき」などといった、アドバイス?を積極的にしたがる方が、たまにいます。もちろん、たいへん勉強になる有意義な提案をいただき、感謝する事はありますが。基本は、スルーです(すみません)。ラーメン屋で、店主に「隠し味に柚子を入れるべき!」などと訴える人なんて、いませんよね?

 

③ 【チェックイン時間の前に来て、玄関先で待っている】

頻度が高いので、3位です。宿主としては迷惑に思っているわけではなく、“なんだか申しわけない”気持ちになるというのが主な理由で、できればやめていただきたい。「あわよくば早めのチェックインが出来るかも」とゲストは考えているのかもしれませんし、実際に受け入れる宿もあるのでしょうけど。インの開始の前は、宿スタッフは掃除をしていたり、ベッドメイクをしていたりと、最も忙しい時間帯です。特に、玄関の前で長々と待ち“タバコを吸いまくって吸い殻だらけ”だと、確実に嫌がられます。

 

② 【洗面台でバシャバシャと洗濯し、ビチョ濡れの衣類を部屋に干す】

これもけっこう頻度が高め、そして「やめて!」度も高めです。長期旅のゲストが、コスト削減で手洗い洗濯をしたがるのは、同じバックパッカーとしては理解ができますが、せめてキレイにやって欲しいのです。まぁなんとも見事に、床がビッチャビチャです。干してある物の下も、滴る水滴でビチャビチャです。できれば、きちんと洗濯サービス(or コインランドリー)を利用してほしい。そして、干すならば屋外に干してほしい!!

 

① 【キャリーバッグで床を汚し、ガリガリ傷つける】

以前、ユカさんも投稿記事に書いていましたね。これって宿主とゲストとの意識における、最も大きなギャップのように思うのですが。なんで室内であの重い荷物を転がすことに、ゲストは何とも思わないのでしょうか? ゲストはご自身の部屋の中でも、あれを転がして運んでいるのでしょうか? 間違いなくこれが、宿主:「あぁ〜・・引きずっちゃってる、ガッカリ」←→ゲスト:全然気付かない・・・の、最頻度のパターンです。上記の⑩〜②は、宿主が我慢や掃除をすれば済むような話ばかりですが、これだけは違います。

 

以上です! もちろん私たちは、来泊ゲストの皆さまには、宿ではとことん自由に過ごしてほしいと考えておりますし、よってこれは禁止事項ではなく、あくまで「できれば、やめてほしい!」行為です。そのほとんどは外国人ゲストのケースが多く、日本人ゲストによくあるのは ⑤他宿の悪口 ④アドバイス ①キャリーバッグでガリガリ、くらいですが。しかしクドくなりますが、①のガリガリは、キャリーバッグで来たゲストの大多数がやることでして、正直、多過ぎると思います・・・

 

私たちの、これらの素直な「やめてほしい!」の思いを、ゲストの皆さまに広く知っていただけるようになれれば、これ幸いです!!

 

 

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