こんにちは。328HOSTEL&LOUNGEのユカです。
前回の記事が、「ちょっと長すぎたかなー」と反省しましたので、今回は短めでさっくりと・・・
2. モンゴル:ウランバートル郊外の高原で見た、360度見渡せる地平線
Macがまだ、白物家電みたいに肉厚で、画面もモノクロだった頃。まったく視界を遮るものがない地平線というのを見てみたくて、その肉厚Macを使って懸命に探した、モンゴル遊牧民宅ホームステイの旅。手配をお願いしたのは、モンゴル人家族の経営するアットホームな旅行会社で、ついでに「モンゴルの一般家庭も見てみたい!」とリクエストしたところ、なんと、ウランバートルにある、そのご家族のお家にもホームステイさせてもらえました。
さて、グレイッシュな街ウランバートルを離れ、石ころだらけの道を車で6~7時間。その旅行会社のご家族の親戚だという、遊牧民の方のキャンプ地を目指します。
「昨年は、このへんだったと思うんだけれど・・。いや、あっちじゃない?」
当たり前だけれど、標識も看板も、道さえも・・・、目立った特徴が何もない中で、どうやって探し当てるのだろう? と感心していると、突然、遠くに白い建物が見えてきました。
その白い建物が、私が一週間お世話になった移動式のゲル(モンゴル式の住居)。行った時期が9月の下旬だったので、寒がりの私は、夜間はダウンを着て寝袋に包まらないと寝られませんでしたが、一度ステイしてみたかったドーム型のゲルに寝泊まりする経験は感動モノ。ホームステイ中の生活は、遊牧民の方たちと、歌ったり踊ったり、馬乳酒かき回したり、馬に乗って水を汲みにいったり・・・。
さっきまで一緒に遊んでいた羊ちゃんの解体や、もちろん、トイレも外で・・・と、なかなか貴重な経験をさせてもらいました。今思うとこの時に、ホストの彼らが私と、まるで家族の一員のように接してくれた経験が今、自分がやっているゲストハウスのソースの一部になっているのかもしれないですねー。
もちろん、あの時みた、360度ぐるっと見渡せる地平線は、青々とした草原の匂いとともに、絶対に忘れることができません。
ちなみに、ゴビ砂漠は乾燥していて、一週間お風呂はいらなくてもそれなりに大丈夫でしたが(というか、お風呂はない)、“お風呂もトイレも冷暖房も生活必需品”という方は、全部完備された観光客向けのゲルもあるので、そちらをお勧めします。
春夏・秋冬でキャンプする場所も違うらしく、きっともう二度と同じ場所にはいけない・・・そう思うと、よけいに恋しくなる、もう一度見たい東アジアの絶景のひとつです。